資格によって携わることのできる仕事が違う
電気工事の仕事の求人を見ていると、未経験・未資格でも電気工事という職種を選び就職することが可能となっていますが、実際に電気工事の仕事に携わるためには、電気工事士という国家資格の保持が必須となっています。
電気工事会社で、未経験・未資格の人がなぜ採用されるのか、気になりますよね。
電気工事には、直接電気に触れて作業を行う仕事以外にも、電気工事士としての資格を持って作業を行う職人の下で、補助的な役割を担うスタッフも必要となることと、電気工事の職人の育成という意味も込めて、資格の有無や経験の有無を問わず、広くやる気のある人材を求めている会社が多くあります。
もちろん、未経験・未資格で入社して、先輩スタッフの下で補助的な仕事からスタートしたとしても、いずれは資格を取得し、先輩スタッフと肩を並べるくらいの成長が求められるので、学ぶ姿勢と挑戦していく姿勢がとても大切となりますが、その分、やりがいも強く感じることができます。
そして、電気工事士の仕事で必要となる電気工事士の国家資格には、第1種と第2種の2種類があり、それぞれ携わることのできる工事内容に違いがあります。
第二種電気工事士の資格を取得すると、一般住宅や規模の小さな店舗やオフィスなど600V以下の電圧の電気工事に携わることができるようになります。まずは、第二種電気工事士の資格取得を目指し、資格取得後は、電気工事士として現場の経験を積みながら、さらなる上の資格取得を目指すことをおすすめします。
第一種電気工事士は、さらに大きな電圧。500kw未満の電気工事に携わることが可能となり、その規模の電気工事を行う施設には、工場や大型店舗などがあり、さらなるやりがいを持って電気工事に従事することが可能となるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。